どんどん儲かる「笑顔」のしくみ 著者  門川義彦

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心からの笑顔になるために必要なこと

心からの笑顔になれない。
そのいちばんの原因は、テンションが低いからです。
テンションが低いというのは、心がネガティブな状態だということです。
そういう人は、妙にさめていたり、否定的だったり、構えていたり、消極的だったりして、イキイキとした感じがしません。人に対する素直な興味や関心もあまりなく、シラーッとした感じです。アイコンタクトも苦手です。心の殻がガチガチに固まってしまっているのです。
接客のプロのなかにも、意外とテンションが低い人がいます。マニュアルにそってそつない接客はできるのですが、お客さまと喜びを分かち合うような、心が触れ合う、通い合うような関係にはなれません。目が笑顔にならないのです。

では、テンションを上げるにはどうしたらいいでしょうか?そもそも、簡単に上がるものなのでしょうか?
テンションを5分で上げる方法があります。僕が開発した「ハッピー体操」というエクササイズです。

これは、心のストレッチです。ガチガチに固まった心の殻を破れば、ナチュラルな笑顔になります。あっというまに元気と笑顔がみなぎるため、朝礼に採用している企業もたくさんあります。
 詳細は『どんどん儲かる「笑顔」のしくみ』ご覧いただくとして、概略をご紹介しましょう。
 2人一組で向かい合ってアイコンタクトをしながら、1人のときは鏡を見ながら行います。

1 伸びをして顔や手をほぐす
鏡の前に立ち、力を入れて大きく伸びをし、大あくび。最後に力を抜く。

2 呼吸を整える
深呼吸を、はじめは同じリズムでリズミカルに、しだいに吐く息に神経を集中させ、鼻から深く息を吸い込み、軽く目を閉じ、ゆっくり深く長く、口から吐く。

3 呼吸に手の動きをつける

息を吐く時には、手のひらをパー(リラックス)にしながら、からだの前に持っていく(「お手を拝借」の形)。吸う時は、手をグーの形(緊張)にしながら胸の前に。吐く息に意識を集中させます。

4 「イ」の言葉を声に出す
相手と(鏡の中の自分と)アイコンタクトをとり、息を合わせながら語尾が「イ」の言葉を声に出す。息を吐くとき、感情を込めて発声し、テンションを上げていく。
「ラッキー、ラッキー、ラッキー」、「大好きー、大好きー、大好きー」など。
研修のなかで「ハッピー体操」をやったあとは、みんな子どものようにワイワイ、ぺちゃくちゃ、非常におしゃべりが多くなります。

僕から見ると、心が固い殻に覆われていた大人たちが殻から一気に飛び出して、小学校低学年の子どもにタイムスリップした感じに映ります。もちろん、どの人もとてもナチュラルな笑顔になっています。

実は、体操直後のテンションは、ちょっと高すぎるのですが、すこし時間がたつとほどよく落ち着いてきます。

ハッピー体操の効果

1 親しみやすいムードに変わる
テンションがほどよく高くなると、ネガティブからポジティブに切り替わり(不快神経優位から快感神経優位へ)、心が開いている状態になるからです。
ハッピー体操後、受講者たちはまた売場に戻るのですが、「いつもよりもお客さまのほうから声をかけられる回数が多かった」という声が珍しくありません。
ハッピー体操で感受性が高まり、気持ちが弾んでくるのです。そして、思考がポジティブになるため、プラス感情が出やすくなり、素直に表現できるようになります。こうした変化が、親しみやすい雰囲気を醸し出しているのです。

2 目の表現力がアップ、目が笑顔になる

笑顔の「形」のうえでのポイントは口もとですが、「心」のポイントは目もとです。
心からの笑顔になれない、というのは、目が笑顔になれないということ。
目は脳と直接つながっているため、脳が楽しいと感じられないと、目も楽しい表情にはなりません。目はうそがつけないのです。
研修で多く見られるのも、口角は上がっても目が笑顔にならないケースです。
ハッピー体操でテンションが上がると、心が動きます。
心が素直になるので、感情がしぜんに出せるようになり、目が笑顔になります。
どんな人でもナチュラルないい笑顔になってしまいます。
目が笑顔になるということは、目の表現力がアップした結果ともいえます。

3 目ヂカラで笑顔が輝く

なにかに夢中になっているとき、相手に対して興味や関心が強いとき、驚いたときなど、人の瞳孔(黒目)はぐんと大きくなり、目そのものが輝きます。
そういうときの目を「目ヂカラ」があるといいます。
目そのものはメイクで大きく見せることはできますが、黒目を大きく見せるテクニックはありません。
でも「ハッピー体操」でテンションが上がると、簡単に黒目が大きくなり、目がキラキラします。
こうしてテンションを上げると、職場の雰囲気がよくなり、お客さまに対してだけでなく、仲間同士でも笑顔が交わされ、楽しい雰囲気、元気な会社がつくられていくのです。
最後にまとめとして、誰でも簡単に笑顔になっちゃう「門川式笑顔づくり5つのコツ」をご紹介しておきます。

1 目が合うと脳から快感を増幅するドーパミンが出る(アイコンタクト)
2 笑いは伝染する(ミラーニューロン)
3 吐く息で副交感神経を刺激する(呼吸を整えリラックス)
4 顔の筋肉を動かし、血流をよくして脳を冷ます(わりばしストレッチ)
5 楽しい雰囲気を共に味わう(ハッピー体操)

 ダイヤモンド社、引用

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